インダストリー4.0について調べてみた
auです。
インダストリー4.0について調べてみました。
インダストリー4.0とは
インダストリー4.0とは、ドイツが進める製造業の革命のことです。「第4次産業革命」と和訳されています。
そのコンセプトは「スマートファクトリー」(考える工場)となっており、工場内の機器がネットワークに接続し、製造プロセス全体を効率化し、効率的に良い製品を作っていく仕組みです。
具体的には、「ダイナミックセル生産」を実現することが挙げられます。
製造には、大きく2つの製造方法があります。
1. ライン生産: 同じものを大量に生産する方法
ja.wikipedia.org
2. セル生産: 少数のチームで最初から最後まで行う方法。少数だが高品質のものを作ることができる。
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ダイナミックセル生産は、ライン生産(水平生産)とセル生産(垂直生産)を連携することで、品質の良いものや高付加価値のものを大量生産する生産方式です。
ラインの工程を数種類に分けて、各工程をロボットが生産します。ネットワークに接続されているため、現在の状況をリアルタイムで監視することができ、状況に応じて最適な生産をすることができるわけです。
ダイナミックセル生産を進めていくと、顧客のニーズに合わせて仕様を変更することができるようになります。工程の中に「仕様に合わせた変化」というものを入れるのだと思います。これを「マスカスタマイゼーション」というようです。
(Mass Production: 大量生産 + Customization: カスタマイズ)
IoTとは違うのか
なんだかIoTの「モノのインターネット」のように感じましたが、どうやら違うようです。
インダストリー4.0では、業務プロセスという粒度になっていることが大きな違いのようです。
IoTでは、モノがインターネットに接続されている状態なのに対し、インダストリー4.0は、製品・部品の集合体がネットにされており、業務プロセスの全体が把握できることになっている違いがあります。
IoTは切り離せないのに対し、インダストリー4.0は、部品ごとに独立できるというようなイメージでしょうか。